11月3日はロッちゃんの日。
小学4年生の11月3日、ぽわぽわんの小さな毛糸玉がやってきた。
あまりに小さくて、プチなんて名前がつきそうだったけど
ロッキーって立派な山脈から名前をもらって
どんどん大きくなった。
私はおかあさんのつもりだったけど
ロッちゃんは私の事、妹と思ってた感じだ。
普通におすわりとか、待てとかの他に
「夜は近所迷惑だから声を出さずに返事」ってのもできた。
(ロッキー!って呼ぶと口の形ではふうって鳴きまねする)
かわいくてかわいくて。
18で一人暮らし始めた時にロッちゃんシックになって泣いた。
ロッちゃんが14歳。夏。
ちょうど私は家に居て。
膝の上で、ふうーっと眠った。
バイバイだねえ、って空を見ながら思った。
11月3日。ロッちゃんに会いたい。
横っ飛びに走って嬉しそうなロッちゃん。